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Velocity は、Java ベースのテンプレートエンジンです。 ソースコード、HTML、レポートを生成するためのスタンドアローンユーティリティ としても使えますし、他のシステムと組み合わせて、 テンプレートサービスを提供することも出来ます。 Velocity は、Turbine Web アプリケーションフレームワークと緊密に統合されています。 Velocity-Turbine は、Web アプリケーションを真の MVC モデルに従って 開発できるテンプレートサービスを提供します。

Velocity には、その利用に関して無限の可能性があります -- テンプレートからSQL や PostScript や Java ソースコードを生成できます -- しかし、主要なユーザグループとして想定されるのは、 PHPJava Server Pages (JSP) の実行可能な代案を探している Web 開発者でしょう。

Velocity を使うと、Web ページデザイナが、単純ですが強力なスクリプト要素を Web ページに埋め込むことができます。 これらのスクリプト要素は、Java コードで定義される コンテキストオブジェクトと連動して動作します。 コンテキストオブジェクト -- 本質的にはコンテキスト内で、 名前を使ってオブジェクトの取り出しと設定をする get、set メソッドを提供するハッシュテーブル -- は、Java コードから Velocity スクリプトへの「接続(hook)」を提供します。 Web デザイナは、これらのスクリプト要素を使って、 オブジェクトをコンテキストから取り出して、 テキスト値としてこれらをWeb ページに挿入できます。 また、Web デザイナは、ループ(for each)や条件文 (if/else)を制御できます。

Velocity では、Java コードを HTML テンプレートコードから切り離すことによって、 モデル-ビュー-コントローラ(MVC)スタイルの開発を強化できます。 JSP と違って、Velocity は Java コードをページに埋め込ませません。 PHP と違って、Velocity は他の関数を使った機能実装をさせません。 MVC アプローチは、Velocity の素晴らしい利点のうちのひとつで、 それによって、保守しやすく、うまくデザインされた Web ページを実現できます。

時には、MVC 方式の開発は、Web サイトで長い準備期間が必要になることがあります。 関係する開発者が MVC に不慣れならなおさらです。 しかし、この方法は、長い目で見れば、時間を節約することになります (信じてください。私たちはこの方法でずっとやってきたのです)。 MVC による抽象化によって、Web ページデザイナがソフトウェアエンジニアの Java コードに巻き込まれずにすみますし、 プログラマが過度に Web サイトの見た目に影響を与えずにすみます。 Velocity を使うと、Web サイト開発での各人の役割を契約通りに果たすことができるのです。

Velocity は、抽象構文木(Abstract Syntax Tree)を生成するのに、 JJTree 拡張を使って、 JavaCC (Java Compiler Compiler) で生成された文法ベースのパーサを使用します。

Velocity の設計コンセプトは、 WebMacro に由来しています。 Velocity プロジェクト関係者一同は、 WebMacro プロジェクトに開発と設計にかかわった方々に感謝をいたします。



このドキュメントは、 熊坂祐二 、 高橋達男 が訳しました。
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